2016.02.18
2月18日(木)
しあわせな日々もつかの間、どんでん返しの1日だった。
今日はなぜか、川上課長と淡路瓦の製作工場への視察。
川上課長と一緒ということ自体が、もう悪夢だった。
淡路瓦は、約400年にもわたって受け継がれる伝統産業らしい。
この間の銅鐸といい、あわじ国は歴史が深い。
見せてもらった瓦は、いぶし瓦とか陶器瓦とかたくさん種類があって、
そのなかでも和形・平板・S形があって、これまた瓦の奥深さを知った。
その後だ。
川上課長が、「瓦はどれだけ固いんですかね〜、どれ、ちょっと瓦割りしてみ。」
と、わけの分からないことを言い始めた。
「なに言ってんすか、もう〜!」とか笑いでごまかしていたが、
心のなかでは「ちょ、待てよ!!」とつぶやきながら、冷や汗がじわっと出た。
川上課長は、容赦のない人だ。それに、なぜか俺に対していつも嫌味をぶつける。
さすがに、工場の人もそんなことさせないだろう…と思ったら、
川上課長が「「1枚くらい、いけるよな」と自らセットし始めた。
もはや、やらざるを得ない空気が流れていたので、心を決め、そっと右手を突き出し、
ぐっと力を込めて、瓦へ一発!
見事に、割れない・・・。
拳にケガをしなかったのは、幸いだった。
川上課長は「情けないな、この青二才が。どれ見ていろ」と、またもや自ら、しかも10枚ほどをセットした。
そして、「シャー!!!!」と叫んで拳を打ちつけた瞬間、瓦をすべて割った。
この人、本当に何者なんだ・・・と、その時は怖気ついていたが、
あとで調べたところ、どうや瓦割り専用の瓦があるらしい。
通常の瓦よりはるかに割れやすく、宴会用品としても通販もしているとか。
あのじじい、どうして自分でセットしたんだろうと思っていたが、
わざと仕組んだんだな。
なんて性悪じじいだ。
いかんいかん。
怒りのあまりに、日記が随分と長くなってしまった。
とりあえず、拳を冷やしながら寝ないとな。
明日から、あわじ国の国民投票がはじまるし。