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広報大臣の日記

2016.03.24

3月24日(木)

今日は1日休みをもらった。

情けない話だが、どうしても出勤する気力が湧かなかったし、ちょっと飲み過ぎた。

というよりまあ、本音を言うと、猛烈な痔により動けなかったんだ。

 

昨日、日記を書いてから結局また飲んで、

最初のほうは記憶があるけど、ほぼ何も憶えていない。

妻によると、焼酎1升瓶をがぶ飲みしたらしい。

ひどく酔っ払った挙句、

「あわじ国、万歳!」と両手を挙げたり、

フライパンを振り回して川上課長のように「シャー!シャー!」と叫んだり、

介抱してくれる妻にむかって「ぬるいわ!」と怒鳴ったり…

相当暴れまわったようだ…。

 

そんな酔い方はしたことがないから、

体もびっくりして、痔にも悪影響だったんだろう。

といっても、ずっと家にいてグダグダしていても仕方がない。

せっかく休みをもらったんだから、

見頃をむかえた菜の花畑を見に、イングランドの丘へ妻と行くことにした。

 

一面黄色に輝く、かわいらしい菜の花。

春のそよ風に吹かれてなびく姿を見ながら、

これからどうしていこうかをぼんやり考えていたら、

携帯に知らない番号から着信がはいった。

 

「あんた今どこおるんや!?相変わらずぬっるい声しとんなあ!」

…官房長官だった。

俺が出勤していないと知り、わざわざ携帯の番号を聞いてかけてきたらしい。

 

「あんた、動画とかパンフレットのこと知って、ショック受けとんか?

とことんぬるいわ!あんたは、これからのあわじ国を担うひとりなんや。

だから、視察にも何度も行かせたんや。

それも知らんって?ほんまぬるいなあ!これでもあんたに期待しとんのやで!」

 

お説教は、20分も続いた。でも、いつもより温かいお説教だった。

つねに怒鳴られっぱなしだったけど、

わざわざ携帯まで電話をかけてきてくれたなんて…。

 

ちょっと、素直にうれしかったし、喝をいれてもらったと思う。

菜の花にも元気をもらったし、心もなんだかスッキリした。

相変わらず、痔は猛威をふるっているけれど…。

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