
2016.02.17
2月17日(水)
ゆったりとしあわせだった沼島での2日間も終わり、
今日は視察の報告書をまとめていた。
先日の、奇抜な動画の第3弾に対する問い合わせは落ち着いてきたが、
ムービーのインパクトが強すぎて、どうやら夢にまで、あわじ国が出てくる人が多いらしい。
「マリコアラをどうにかしてくれ!」と。
まあ、それはそれで、PRとしては成功してるのだろうか。
広報大臣として、動画については一切関与していないが。
報告書をまとめながら、やけに今日は静かだと思っていたら、
喜田課長と川上課長が沼島に視察だそうだ。
どうせなら、一緒に行けばよくないか?
別々に行きたい理由でもあったんだろうか。
まあ、いい。
羽根を伸ばせる日は、思いっきり贅沢をしようと、昼から焼き肉に行った。
それも、ただの焼き肉じゃない。あわじ国の特産である瓦を使って、あわじ国産のポークやたまねぎを焼く、
「あわじ国の、あわじ国による、あわじ国のためのご馳走」だ。
リンカーンの演説を引用したが、われながら素晴らしい名言だな。
まさに、あわじ国三昧だ。
淡路瓦でじっくりと焼くことで、うまみがぎゅっと詰まってるから、味がまろやかでうまかった。
それに、明日は偶然にも、淡路瓦の視察だ。
その前日から瓦に携わっているとは、広報大臣として優秀じゃないか?
焼き肉はうまいし、仕事もはかどるし、今週はすこし気分がいい。
そんな軽い足どりで帰宅したら、
「おかえりなさい。今日は焼き肉よ♪」
と、妻が焼き肉セットとともに出迎えてくれた。
一瞬、無言の時間がふたりの間に流れた。
「俺、昼に焼き肉食った」とは、口が裂けても言えない。
なんせ、わが家の官房長官だからな。
一度爆発すると、上沼官房長官よりも恐ろしいことを俺は知っている。
何食わぬ顔で、たらふく肉を頬張ったが、
もう1ヶ月は肉を見たくない。
まあ、しあわせで贅沢なことだけど。