5月中頃から6月初旬まで淡路島たまねぎの収穫作業『最盛期』です。
春の「新たま」とはまた違って、中生(なかて)、晩生(おくて)は玉ねぎ小屋で甘みを増す!
【面白さ】
- 濃緑に広がる玉ねぎ農地が1400ha(東京ドーム約300個分)。淡路島たまねぎの収穫のピークが5月中旬から6月初旬です。
- 淡路島独特の「玉ねぎ小屋」(1つの大きさはだいたい4m×6m×高さ約3m)に、農地2,000㎡あたりで約4万個採れる玉ねぎがいくつも吊るされ、南あわじを中心に夏の風物詩になっています。玉ねぎ小屋の前で写真を撮る観光客さんもいます。5月下旬から8月上旬頃まで吊るしています(遅くて8月お盆前まで)。
- 淡路島たまねぎの美味しさは、甘さと柔らかさ。酪農地帯でもあり堆肥を投入することと、2~3ヶ月の間玉ねぎ小屋などで自然乾燥し、余分な水分を飛ばし甘みを凝縮します。
- 春の「新たま」(早生(わせ)種)とはまた違って、中生(なかて)・晩生(おくて)の品種は玉ねぎ小屋で吊るされ、じっくり乾燥することによって甘みを増していきます。
- いろんな玉ねぎ料理レシピもあわじ島農協HPに沢山掲載されています。
→ https://www.ja-awajishima.or.jp/nougyou/recipe-onion/ - 玉ねぎは ケルセチン、アリシン様物質 によって動脈硬化予防・血糖値上昇予防に効果抜群。
【最近のネタ】
- 昭和40年代までの主要品種だったが消滅していた「淡路中甲高黄」(あわじちゅうこうだかき)という品種の栽培復活に向けた取り組みを試験的に行っています。
- 現在「東北復興宇宙ミッション」の一環で記念品の1つとして「淡路中甲高黄」の種子が宇宙ステーションへ飛行中です。わずか10g程ですが、地球に無事帰還した後はその種子から採取作業を繰り返し、地域ブランドたまねぎとして育成する予定です。
【資料】
- 兵庫県南淡路農業改良普及センターが、「どうして、こんなに美味しいの♪淡路島たまねぎ」を作り、南あわじ市役所で『淡路島たまねぎ読本』(別添参照。A4サイズ4ページ)を作成しました。「たまねぎの基本」や「淡路島ならではのレシピ」が簡単に紹介されています。
「どうして、こんなに美味しいの♪淡路島たまねぎ」PDFダウンロード
『淡路島たまねぎ読本』
→ https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/book/list/book66.html