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古道の先に眠る歴史!!
[諭鶴羽神社]
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あわじ国 30の魅力紹介
今回は、あわじ国の隠れたパワースポット
『諭鶴羽神社』の魅力を紹介します。
世界遺産である『熊野古道』。
そのルーツとなっている場所が、淡路島にあることを知っていますか?
自然崇拝、山岳信仰、日本神話や仏教、密教、古来より伝わる様々な人々の想いや願いを受け止めてきた山奥の神社。
それが『諭鶴羽神社』です。
淡路島の人々にもまだあまり知られていないかもしれない穴場スポットですが、その歴史や魅力は本物。
これから先、日本中から注目される場所となっても不思議ではない、あわじ国内随一のパワースポットです。
そんな『諭鶴羽神社』を、外国人モデル『ミーゲンさん』と共に行ってきました。
[登場人物] 日本在住の外国人モデル『ミーゲンさん』。神戸で英語の教師もされています。 |
まず注意しなくてはいけないのが、諭鶴羽神社へのアクセス。
諭鶴羽ダムや灘黒岩からの古道を通って登るのが一般的ですが、数キロの山道となるので、生半可な覚悟で登ると後悔します。
車で向かうこともできますが、非常に細い道で、時期によっては落石などもあるので、それなりの覚悟をして向かった方が良いです。
この日は車で向かったのですが、山頂近くには積雪も見られたので、途中から徒歩に切り替えて突然のハイキングとなりました。
古来より修験道としても有名な諭鶴羽神社への道は、外界のそれとは一線を画しています。
それだけに、神社に到着した時の喜びや、そこに漂う特別な空気感は、人で賑わう町中の神社とは全く異なるともいえます。
『諭鶴羽神社』の入り口で、宮司の『奥本さん』と待ち合わせ、奥本さんの運転で、神社のさらに上にある山頂を目指しました。
その途中、絶景が広がるスポットで記念撮影。
眼下に広がる海、目の前の『沼島』、さらには徳島や和歌山、奈良まで望める場所です。
「すごーーい!来て良かった♪」
標高は607.9メートル、一等三角点、淡路島最高峰、瀬戸内海国立公園第二種の特別地域、関西百名山、ふるさと兵庫五十山。さらに歴史の山百選にも選ばれているという諭鶴羽山。
「この景色だけで来た意味があるね!」
さらに車を進めて、山頂へ。
少し寒そうなミーゲンさん。
普段は登ってはいけない場所ですが、この日は特別に許可を頂いて、山頂到達の記念ポーズ!!
諭鶴羽神社からさらに山を登る必要がありますが、この絶景と澄み切った空気は体験した方が良い!!
訪れた際は、ぜひ山頂まで足を運んでみてください。
そして、いよいよ『諭鶴羽神社』へ。
神社巡りをよくするというミーゲンさん。
手と口を清めてから、境内にお邪魔します。
まず目に留まるのが、樹齢500年の大木『親子杉』。
自然の力なのか、歴史の力なのか、…本当に圧倒されます。
地球に生きる生命の大先輩から力を授けてもらうため、触れて語ります。
「生きてるのがわかりますね!パワフルです。」
澄み切った空気に、漂う自然の香り、肌にピリっと厳しい山頂の気温、さらには境内の静寂が生み出す『神秘的』な空間。
ここがパワースポットとして注目されているというのも理解できます。
なにか人智を超えた力が漂っているような感覚に陥ります。
お参りを済ませて…
お神酒を頂きました。
「おいしーー!お酒好きなんですよ(笑)」
「それにしても、本当に神秘的なところですね。来て良かったです。」
境内の至るところで歴史や自然を感じることができます。
大きな声では言えませんが、『諭鶴羽神社』には、最近、世界的なスポーツ選手も参拝されたとか。
熱心なファンの方が、その選手の応援に参拝されることも増えたそうで、この日も多くの女性が訪れていました。
歴史的な価値の高い史跡でもある『諭鶴羽神社』。
さらに『レッドデータ』にあたる希少な植物なども多く、絶滅しかけている植物もこの近辺では見ることができます。
境内にある木々や植物からも、自然の力が宿った力強さを感じます。
宮司の奥本さんからは、諭鶴羽神社の歴史や成り立ちのお話をいっぱい聞かせていただいたのですが、あまりに多くの貴重なお話があって、とてもここではご紹介し切れません。
ほんの少し、ごく一部だけですが、お伝えすると、ここの奥の院では、国生み信仰の『イザナギノミコト』『イザナミノミコト』をお祀りしているそうです。
さらには熊野信仰とも関わりが深く、古文書によるとインドから唐の天台山、九州・四国を通って、『諭鶴羽山』を経てから、熊野三山へと神様が渡っていかれた歴史があるそうです。
世界遺産である熊野古道などのルーツといえるのが、ここの諭鶴羽古道で、歴史的に見ても非常に意味のある場所とのことです。
日本国の長い歴史の中で、何度も焼き討ちにあって焼失したり、修験道廃止令や廃仏毀釈などの影響で修験道が廃止されたりお寺と神社が切り離されたりもしたそうです。
さらには大戦の影響で青銅製の狛犬が国に回収されたりもしたそうですが、そのたびに、焼失しない石碑に歴史を刻んだり、廃止された修験道を復活させたり、狛犬も石で作りなおしたりと、諦めずに人々の信仰や想いや歴史を守り伝えるために苦労を重ねて現在の形を残しているそうです。
現在では、先の大戦の慰霊や、東北地方の復興祈願などを行っており、
さらには宗教・信仰に関わらずどなたでも参加できる奉納のイベントなども開催しているそうです。
これまで世間一般にはあまり知られてこなかった『諭鶴羽神社』ですが、そのポテンシャルは私がこれまで訪れたどの神社にも負けていません。
簡単には立ち寄れない場所にあるからこそ、これまで守られてきた自然や歴史をその身に感じて欲しいと思います。
とてもここでは語り尽くせない魅力を抱えた神社ですが、まずはハイキングコースやパワースポットとして訪れてもらうだけでも、その魅力は十分に感じてもらえると思います。
この週末は、十分にストレッチをした上で、諭鶴羽山を登って、『諭鶴羽神社』を参拝してみてはいかがでしょうか?
[諭鶴羽神社]
〒656?0551 |
「世界が羨む」あわじ国 30の魅力紹介