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文化・歴史
押忍!瓦割り!
外国人美女が初体験!!
[淡路瓦]
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あわじ国 30の魅力紹介
今回は、あわじ国の名産品
『淡路瓦』の魅力を紹介します。
あわじ国内を歩いていると、様々な場所で瓦のモニュメントを見かけることがあります。
もちろんそれには理由があり、あわじ国の瓦産業は400年の歴史を誇る一大産業なのです。
しかし、伝統的な日本家屋の減少や少子高齢化などの影響もあり、残念ながら家屋向けの瓦の需要自体は減っています。
今回は、『淡路瓦』の生き残りに向けて新しい取り組みを行っている『谷池健司製瓦所』さんに取材を行いました。
体験してくれるのは外国人モデルの『ミーゲンさん』。
想像以上の大興奮となった体験取材の様子をご覧ください。
[登場人物] 日本在住の外国人モデル『ミーゲンさん』。神戸で英語の教師もされています。 |
オシャレな看板が目印の、『谷池健司製瓦所』さん。
工場の前にあるモニュメントも素敵です。
この工場では、なんと、『瓦割り』を体験することができます!
さっそく工場の中へお邪魔します。
「すごーい!カッコイイですね」
と、興味津々のミーゲンさん。
海外では目にすることの少ない瓦に興味を抱いたようで、はしゃいでいます(笑)
この日は、『谷池健司製瓦所』の取締役『谷池さん』に、工場の中を案内してもらいました。
炉に入れて焼く前の瓦や、
瓦に模様をつける方法や、
様々な機械を紹介してもらい、
ミーゲンさんはそのひとつひとつに「すごい!面白い!!」と盛り上がっていました。
重ねて使うことで模様が生まれる瓦や、
瓦自体に模様をつける道具など、
はじめて見るものばかりで、とても新鮮な場所だったようです。
中でもお気に入りはこの装置。
ボタンを押すと、工場内に張り巡らされたコンベアが動き始め、瓦が工場内をグルグルと回っていきます。
「キャーー!すごい!!面白い!!」
と、思わずスマホで写真を撮り始めるミーゲンさん。
濡れた瓦が工場内を動き回る様子を、
「チャーリーとチョコレート工場みたい!」
と大興奮。
これは『かけ土』と呼ばれる工程で、泥を溶かしたものを瓦にかけることによって、瓦にいぶし銀の光沢が出るようになるそうです。
工場内をめぐっている間に乾いていくそうで、一階にある炉に到着するころにはしっかりと乾ききっているそうです。
「メッチャかっこいい!!」と流暢な日本語で興奮を伝えるミーゲンさん。
そして、
「ねえねえ、皆さん。この面白いの、気になります!」
と、工場二階にある、ある扉に近づきます。
この扉を開けるにはある作法があるそうで、
「たのもう!!と叫んで扉を開けてください。」と谷池さん。
ノリノリのミーゲンさんが「たのもう!」の叫びとともに扉を叩くと…
扉が!!!
「アハハハハハ!!!超ビックリした!!面白い!!!ハハハハハハ!!!」
と大爆笑。
「これ、すごーい!ここから入りますね!」
と、室内へ進みます。
室内にあったのは…
瓦割りの道場!!
数種類の中からお気に入りの道着を選んで、
さっそく着替えます。
準備完了。
テンションが最高潮に達したミーゲンさんは、はしゃぎ続けます。
谷池さんから注意事項を説明されて、
いよいよ、人生初の瓦割りに挑みます!
「押忍!」の掛け声とともに
バキィィィィ!!!
なんと、一気に5枚の瓦割りに成功したミーゲンさん。
「ヤッターーー!ハハハハハ!楽しいーーー!!」
と大興奮です。
その後、記念の写真や、瓦割りの認定書を受け取り、
「ここ、本当に楽しいです!!超サイコーです!!スゴイです!!!」
と、大絶賛でした。
瓦に馴染みのない外国人の方だけでなく、私たちが訪れてもとても新鮮で貴重な体験ができる『谷池健司製瓦所』さん。
なぜ、工場の中に瓦割りの道場を作ったのか、その経緯を聞きました。
■この道場はいつ頃からされているのですか?
谷:もう2年?いや、もっと前からですかね。
元々はここで『淡路瓦』の販売だけしようと思っていたんですけど、ある日、工場に「瓦を割りたい」という人が訪れたんですよ(笑)
それで、割ってもらったら、後日その方が友達を連れてきてくださって、「彼も割りたいと言っている」と(笑)
これは、「瓦を割りたいという人が相当数いるんだな(笑)」ということで、こういった形でやりはじめました。
■面白いですね!淡路瓦の特徴についても教えてください!
谷:『淡路瓦』には400年くらいの歴史があるんですけど、元々はお城を作るのに立地的に良かったとか、この辺りの土が粘土質で適していたとか、そういったところから始まっているみたいですね。
■今もこの辺りの土から瓦を作っているんですか?
谷:最近は、もう少し北の辺り…、慶野松原とか五色とか、その辺りの土を使っていますね。
■この辺りには瓦を作っておられる方が多いのでしょうか?
谷:今は70軒ちょっとくらいでしょうか。元々は250軒か、もっとあったみたいですね。
ちなみに、『淡路瓦』は完全に分業制となっていまして、うちは屋根の一番上の瓦だけを作っています。
横の所だけとか、鬼瓦だけとか、そういう部分部分をそれぞれが担当して、地域全体で屋根が完成するようなイメージですね。
■知りませんでした!地域全体で『淡路瓦』を支えているんですね。
谷:そうですね。全国的には、愛知県の三河と島根県、そしてここ淡路が瓦の三大産地となっています。
日本家屋が減って需要は低迷していますが、この瓦割りもすごく楽しんでもらえていますし、これからも続けていきたいですね!
■ありがとうございました!!
帰りの車の中でも「本当に楽しかった!」と大興奮だったミーゲンさん。
この瓦割りは、誰でも体験することができます。
日頃、都会でストレスを溜めてしまっている方には特にオススメ!
「押忍!」の叫びとともに一気に瓦を割る爽快感は格別です!
事前に予約をして、ぜひ訪れてみてくださいね!
[淡路瓦]
〒656-0341 |
「世界が羨む」あわじ国 30の魅力紹介