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伝説眠る島!
沼島の謎に迫る!?
[沼島]
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あわじ国 30の魅力紹介
今回は、あわじ国の南に位置する
離島『沼島』を紹介します。
まず、はじめに謝っておきます!
この記事だけでは『沼島』の魅力を伝えきることができません!
今回、はじめて訪れた『沼島』は、想像を大きく超える謎と魅力に満ちた島でした。
『沼島』を知らない、または行ったことがないという方も多いと思いますが、いちどは訪れてみる価値のある島であると断言できます!
『沼島』へは、沼島汽船・土生港からの定期船に乗れば10分で行くことができます。
小型船での移動が旅情をそそります。
船は新しく、清潔で快適です。
揺れを心配していましたが、海は穏やかで、外の景色を楽しんでいれば、あっという間に…
到着!!
港から海岸に沿って歩くと10分もかからずに到着するお寺『神宮寺』
そのすぐ向かいにあるのが、『沼島総合観光案内所 よしじん』です。
沼島を訪れた際は、まずここに寄れば間違いありません!
観光ボランティアガイドの方々が、沼島に関する様々な情報を教えてくれます。
今回は、ボランティアガイドの大原さんと、神宮寺住職、中川さんの協力を得て、沼島の魅力を探ってきました!!
沼島は周囲10キロにも満たない小さな島ですが、様々な魅力が詰まった島です。
その中でも近年特に注目を浴びているのが、『上立神岩』などに代表される奇岩の数々だそうです。
非常に珍しい形の岩壁を見て回ることができる『おのころクルーズ』は人気が高く、沼島観光の目玉となっているそうです。
『おのころクルーズ』は沼島の漁師さんが自らの漁船で沼島をぐるりと一周してくれるツアーで、
子どもたちや、
女性にも評判が良いそうです。
大勢で申し込むと割引もあるそうなので、沼島を訪れる際は、いちど問い合わせてみてください!
離島である沼島の魅力を存分に味わうことができると思います。
そして、今回特に面白いと感じたのは、この小さな島に伝わる伝承や歴史的遺産の数々!!
まず、最初に驚いたのが、神社が多い!
島内をほんの数十分歩きまわると…、
『弁財天神社』『沼島八幡神社』『おのころ神社』『山ノ大神社』と、次々と神社を見つけることができます。
また、珍しい地形や植物、
歴史的価値の?い史跡なども多く見ることができました。
足利十代将軍が作庭したと伝わる庭園や、
源頼朝・義経と所縁が深く、その評価については様々な考察が生まれている『梶原景時』の墓もあります。
失礼な話、「なぜ、こんなに小さな島に?」と疑問に思ったのですが、
詳しく話を聞いて行くと、実は、沼島は日本国の歴史に大きく関わっている島だということが解りました!
まず、先に紹介した『上立神岩』をはじめ、日本国の国生み神話と深い関わりを持った島であること。
また、世界的にも極めて珍しい『1億年前に出来た地球の“しわ”』である『鞘型褶曲(さやがたしゅうきょく)』という岩石が見つかるなど、地質的にも謎が多い島であること。
さらに、その昔『沼島水軍』が生まれた島として、平安時代から戦国時代にかけて日本の歴史に大きく関与していることなど、
未だに解明されきっていない数々の伝説や歴史が眠る島だったのです!
もしかすると、次の大発見は、この小さな島から生まれるかもしれません。
また、それは世界の常識や日本の歴史を変えてしまうような大発見かもしれません。
とても、数時間の滞在では知り尽くすことができません!
訪れる季節によっては超穴場の海水浴場を楽しむことができたり、だんじりを曳きながら海へと滑り込む勇壮な祭りを見ることもできます。
観光地として訪れても、
歴史ロマンを求めても、
地質や動植物の調査に訪れても、
おいしい魚や食事を求めて訪れても、
単に離島での穏やかな時間を求めて渡ったとしても、
きっと満足できる島。それが『沼島』です。
あわじ国を訪れる際は、もう一日、いや半日でも良いので多めに時間をとって、この『沼島』を訪れることを、激しくオススメします!!!
[沼島]
〒656-0961 |
「世界が羨む」あわじ国 30の魅力紹介